観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値の結果、2023年2月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は、22年同月比76.7％増の4114万人泊となった。19年同月比は5.5％減とコロナ禍前の水準を下回った。地域別では、19年同月比で8都県がプラス、39道府県がマイナスだった。19年同月比は日本人延べ宿泊者数に限ると20都道府県でプラス、外国人延べ宿泊者数では東京都だけがプラスだった。
延べ宿泊者数の内訳は、日本人延べ宿泊者数が3521万人泊で22年同月比52.6％増、19年同月比2.8％増となった。外国人延べ宿泊者数は593万人泊で、22年同月比が2787.1％増と約29倍、19年同月比が36.1％減だった。
延べ宿泊者数全体を見ると、19年同月比でプラスだった8都県は、栃木県14.1％増▽東京都16.1％増▽神奈川県5.9％増▽富山県3.3％増▽奈良県19.5％増▽愛媛県9.5％増▽高知県11.4％増▽熊本県0.5％増。一方で39道府県が19年同月比でマイナスとなり、このうち、岩手、秋田、山形、福島、福井、山梨、鳥取、宮崎の8県は、20％以上の減少を記録した。
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